日本にとっての為替の歴史は、1944年、大二次世界大戦において日本が降伏する前の年に、アメリカニューハンプシャー州にあるブレトンウッズという場所で開催された会議において、アメリカ、イギリスを含む45か国が、金本位制に基づく固定相場制を導入したことが最初の始まりです。
この金本位制というシステムは、貨幣の価値を実物資産である金がバックアップするという制度であり、約31グラム(1トロイオン)の金が35ドルの紙幣と同価値であり、交換ができるというものでした。アメリカ以外の参加国においても、ドルを基軸として決定された自国通貨のレートを、固定で定められました。
このシステムは、会議の行われた地名にちなんでブレトンウッズ体制と呼ばれています。また、同時に現在でも世界経済において重要な役割を果たしているIMF(国際通貨基金)や世界銀行の設立の準備も進められるようになります。
この会議ではこのような基軸通貨の決定や、固定相場制を設けることで、為替の安定化をはかること、そして国際金融組織のシステムを構築することなどが目的だったと言われています。当時の日本円と米ドル間のレートは「1ドル=360円」でした。そしてこの固定レートがそのまま22年間続くことになります。
その後1971年に、財政赤字がふくらんだアメリカが、財政政策としてドルと金の交換停止を発表したことで、その後は固定相場制から徐々に変動相場制に移行していくことになります。この事件はニクソンショックと呼ばれています。
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