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為替手形

手形の種類のひとつに、為替手形と呼ばれるものがあります。これは少し複雑な仕組みの手形なのですが、簡単に説明すると、手形の振出人が、受取人に対する支払いを、引受け人という人に委託し、その委託人によって支払いが行われることを約束した有価証券の一種と言えます。

通常の約束手形と呼ばれる手形の場合は、振出人と受取人の二者間で行われるのに対して、為替手形は支払いを行う委託人も含めた三者間でのやりとりになることが大きな違いと言えます。簡単な例を挙げると、Aさんの会社がBさんの会社からある原料を調達して商品を作って、Cさんの会社へ販売しているとします。

この場合、原料を提供しているBさんの会社と、Aさんが作った商品を購入しているCさんの会社には直接取引は発生していません。けれど、Aさんの会社が、Cさんが購入した商品の支払いをAさんに行う代わりに、原料代をBさんの会社に支払うよう依頼する場合、為替手形が使用されます。

近年のビジネスにおいては、二者間でのやりとりが多いため、以前に比べてあまり使用されることがなくなったと言われていますが、それでも貿易業など、現金を直接送ることで何かしらのリスクがあると考えられる場合には現在でも使用されることが多いようです。

簿記を勉強している方や貿易業に携わっている方以外の、普通の個人の方には直接関係はあまりないかもしれませんが、為替の種類としてこのようなものが存在すると知っておいて損はないでしょう。

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